中居・フジテレビ問題時系列
中居正広さんとフジテレビを巡る一連の問題は、2023年6月に中居さんと女性との間で発生したとされるトラブルに端を発し、その後のフジテレビ側の対応や報道によって大きく展開しました。以下に主な出来事を時系列でまとめます。
発端と初期対応
- 2023年5月31日: 中居さんの自宅マンションでバーベキューが開催され、フジテレビ社員も参加していたと報じられています。
- 2023年6月初旬: 中居さんと女性との間でトラブルが発生したとされます。
- 2023年6月: フジテレビは、社員が女性と話したことにより事案を認識しました。女性からは事態を公にせず、仕事への復帰を強く望む意向が示されたとされています。フジテレビは事案を「極めてセンシティブな領域の問題」と認識し、情報管理を徹底したと説明しています。
- 2023年7月: 中居さんからフジテレビ社員に連絡があり、中居さんが女性とは異なる認識を持っていることをフジテレビ側が把握したとされます。
- 2023年8月: フジテレビの社長に事案が報告されました。当時、当事者間での示談が進んでいるとの情報もあり、フジテレビは調査を躊躇する一因になったと説明しています。
- 2023年9月中旬頃まで: 中居さんから女性に対し、一方的なショートメールの送信があったと報じられています。
- 2023年11月~2024年: 中居さんと女性の間で示談が成立したと報じられています。
- 2023年4月: 中居さんが出演するフジテレビの番組「まつもtoなかい」(後に「だれかtoなかい」に改題)が放送開始。フジテレビは、開始から間もなく番組を終了させることは憶測を呼ぶと憂慮したと説明しています。
報道とフジテレビの対応、第三者委員会の設置
- 2024年12月19日: 「女性セブン」が、中居さんと女性との間のトラブルを初めて報じました。
- 2024年12月25日: 「週刊文春」が、中居さんが女性に高額な示談金を支払ったなどと報じました。
- 2024年12月27日: フジテレビは、役員らがトラブルのあったとされる食事会そのものには関与していないとの声明を発表。中居さんは自身の有料会員サイトで謝罪コメントを発表しました。
- 2025年1月8日: 「週刊文春」が続報で、フジテレビ社員の関与や局側の隠蔽疑惑などを報じました。
- 2025年1月17日: フジテレビが非公開の定例会見を行いましたが、CMの差し止めなどが起こりました。
- 2025年1月22日: 関西テレビの大多亮社長(元フジテレビ専務)が記者会見し、問題を把握しており女性から相談も受けていたことなどを明らかにしました。
- 2025年1月23日: フジ・メディア・ホールディングスが第三者委員会の設置を発表。中居さんはファンクラブサイトを通じて芸能界引退を発表しました。これに伴い、中居さんの全てのレギュラー番組の終了・降板が決定しました。
- 2025年1月27日: フジテレビの会長と社長が引責辞任。フジテレビは記者会見を開き、一連の経緯について改めて説明しました。
第三者委員会の調査と報告、経営体制の刷新
- 2025年2月4日~3月30日: 第三者委員会による調査が実施されました。
- 2025年3月31日: 第三者委員会が調査報告書を公表。報告書では「業務上の延長で発生した性暴力」と認定し、フジテレビ社内に「全社的にハラスメントが蔓延していた」とも指摘しました。これを受け、フジテレビおよびフジ・メディア・ホールディングスは経営体制の刷新を発表しました。
この問題は、タレント個人の問題に留まらず、テレビ局のコンプライアンスやガバナンス、企業倫理、そして報道機関としての説明責任のあり方など、多岐にわたる点が問われる事態となりました。また、スポンサーCMの取りやめや放送見合わせなど、経済的な影響も生じました。
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